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茶臼山に行ってきた(1)

お盆休みに愛知県と長野県の県境にある山、茶臼山へ行ってきました。
茶臼山は春頃からずっと行きたいなと思っていたのですが、新型コロナによる緊急事態宣言があったり、長雨の影響で行けなかったり、体調が優れなかったり、行けると思った日には仕事があったりと、色々な理由でずるずるとお盆休みまでずれ込んでしまいました。

茶臼山になぜ惹かれたのかと言えば、もう書くまでもないほど毎回のことですが、直感ですね。
一昨年辺りからどうも疲労感や無気力感がぬぐえなくて、仕事でエネルギーのほとんどを使い果たしてしまっているような気がしていました。直感的に「茶臼山に行けばなんとなく疲れを癒やしてくれそうな気がする」と思ったわけです。癒やしを求める時には白山中居神社のような山奥の静謐な神社に行くことが多いですが、今年は僕のアンテナが茶臼山にビビッと反応した感じですね。

“パワースポット”茶臼山

近年、茶臼山がパワースポットという言葉と関連付けて語られることが多くなったような気がします。この「パワースポット」という言葉は物事を単純化しすぎた表現であるように思えるので僕自身ではあまり好んでは使わないのですけどね。

茶臼山がパワースポットとして語られるようになったのは、2010年頃から一部の人達の間で、茶臼山の巨石に手をかざすとピリピリと感じる、といった話が囁かれるようになったのがはじまりとされています。2012年、その「ピリピリ」の正体を科学的に検証するため、椙山女学園大学の山根一郎教授が茶臼山で調査を行い、磁気の異常を観測しています。茶臼山高原の中でも特に、カエルの展示などを行っている「カエル館」という施設の周辺で強い磁気の異常が観測されたそうです。カエル館内のある場所ではコンパスが狂うとされ、その直接の原因はカエル館の雨戸のトタン板が磁化しているためであることも山根教授によって突き止められました。なぜただの雨戸が磁化したのか、その原因については、カエル館周辺にある玄武岩による影響という説がありますがまだ詳しくはわかっていないようです。また、いくら茶臼山に磁気異常があるとは言っても、人がピリピリと感じるなどといったことは通常ありえないそうで、その関連性もまだ不明なんだそうです。

僕はこの「ピリピリ」については、信じないというわけではないもののどちらかというと懐疑的な方でした。いわゆるプラセボ効果で、ピリピリ感じると思って行くからそう錯覚するだけなんじゃないの~?と。それを自分自身でも確かめたくなったのも茶臼山に行きたくなった理由の一つでもあります。最初に断っておきますが僕が求めていた癒やしはこの「ピリピリ」の事ではなく、茶臼山が中央構造線の上に位置していることと関係があります。そのあたりのことはまた後ほど詳しく書いていきます。それではここから旅レポです。

ペルセウス座流星群

長雨もおさまり、仕事が休みで体調も良い日。それが8月12日でした。この日は偶然にもペルセウス座流星群の極大日。せっかく星がキレイに見える高原へ行くのだから、流星群も見たいなと思い、夕方にでかけました。

僕にとってペルセウス座流星群の母天体であるスフィフト・タットル彗星は特別な思い入れがあることは過去記事「戌年~犬神(狼)の2018年~今後の神社めぐりと古代の探求」に書きましたね。コロナで娯楽施設に出かけられなくなったためなのか、茶臼山高原には想像以上に多くの家族連れで混雑していました。僕は元来混雑が嫌いな人間なので、360度のパノラマで星が見える最良のスポットは諦め、少し離れた「天狗棚」と呼ばれる山の駐車場に車を停め、そこで一晩過ごすことにしました。この駐車場も午前0時ころまでは満車でした。雲が多くなり星が見られなくなる時間帯もありましたが、時折晴れ間ものぞいたのでしばらく星を眺めていました。

愛知の下界は昼間は38度前後の酷暑。気温も高いけど、盆地である濃尾平野は特に湿度がエグいので、うんざりする不快指数の高さです。沖縄や九州から来た人でさえ「名古屋の夏のほうがつらい」って言いますからね。茶臼山は避暑地としても有名です。天狗棚の夜もけっこう冷え込みました。長袖を着て寝袋にくるまってはみたもののそれでも寒くて、急激な気温差に体がついてこれていない感じはしました。岐阜の山では夏にここまでの冷え込みは感じたことがなかったので、ただの標高による気温差だけではなく、この付近はもともとの気温と湿度が絶対値ベースで低めなのかもしれません。

翌朝6時に起きてみるとほかの車は星を見た後すぐに家に帰ったようで、駐車場はガランとしていました。本来の目的地である茶臼山高原に向かって出発。天狗棚からだと車で15分くらいの距離です。(2)へ続く。