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茶臼山に行ってきた(2)

茶臼山と一言で言ってもかなり広大な山です。目指したのは、カエル館…の近くにある茶臼山湖の無料駐車場。この湖のほとりにあるキャンプ場とカエル館、そしてカエル館から山頂に向かう登山道のあたりが例のピリピリ感じると言われる巨石の点在するスポットになります。

ピリピリ丸石とキャンプ場

この駐車場の出入り口付近にいきなりこんな看板が掲げられた岩がありました。名所というほどでもないただの岩を指す看板にしては、ちゃんとした制作業者に依頼したと思われるしっかりした作りで、そのためにかえって胡散臭さが倍増している感が。パワースポットを売りに観光客を呼びこむためいろいろとお金をかけているんでしょうか。こういうのって、行政が入るととたんにしらけてしまうので、あくまで民間の噂程度にとどめておいた方が良いと個人的には思うんですけどね。

岩の大きさは大人の手で一抱えくらいであまり大きくはありません。もちろん僕もこの岩に手をかざしたり触れてみたりしてピリピリするかどうか試してみました。びっくりするほど何も感じませんでした。ひょっとしてこの看板が指しているピリピリ丸石というのは別の岩のことなのか?と思ってあたりを見回してみてもこの付近に他にそれらしい岩は見当たりません。この岩のことを指しているのは確かなようでした。僕が鈍感なだけなのか、それとも噂はやはりただのプラセボ…?

気を取り直して湖の反対側に向かい、カエル館も一旦素通りしてキャンプ場を散策してみることにしました。この日キャンプ場を利用している人はだれもいなかったようで、さらに朝早い時間だったこともあって湖やカエル館に来る旅行客さえもまだおらずあたりは完全な無人。湖が朝日を反射してキラキラ輝いていました。

このあたりの山は夏になるとブヨやアブが多く出ると聞いていたので一応虫除けスプレーを持っていきました。たしかにじっとしているとどこからともなく寄ってくる程度にはアブがいましたが、スプレーを使うほど大発生しているわけでもなく、じっと長く立ち止まってさえいなければ刺される心配はまずなさそうです。蚊などと違って体に止まったらすぐわかりますしね。

このキャンプ場の付近にも巨石がいくつかあったので、なにか感じないか手をかざしてはみるものの、やはりこれといって何も感じません。やはりダメか。もともと「ピリピリ」にはあまり期待していなかったので特にがっかりしたりはしません。それよりもここの快適な気温と森の空気、鳥のさえずりが、下界の猛暑と仕事で疲れた心身には良いやすらぎになり、来て良かったなーと思いました。

…というのは自分を慰めるための嘘で、やはり心のどこかで「ピリピリ」には期待していて、少なからずがっかりはしていました。そしてまさかこのすぐ後、その期待に応えてくれる岩が待っているとは想像していませんでした。

カエル館と不思議な道

カエル館前にまた戻ってきました。開館は10時からなのでまだ開いていません。このカエル館も、設立の裏話を知ると非常に面白くて、カエルよりもむしろ館長の熊谷さんに興味が湧いてくるのはきっと僕だけではないはず。カエル館設立についての話は下記ブログ記事が詳しいのでリンクはっておきます。実は2010年に茶臼山の磁気異常を最初に見つけた(感じた?)のもこの熊谷さんなんだそうです。

茶臼山高原のカエル館が珍スポットすぎて5年間フリーパス買った
https://www.itamiwake.com/travel/b-spot/kaeru-kan/

館の入り口の左右には神社の狛犬のように置物が置いてありました。狛犬にしては雰囲気がどこか違う。沖縄のシーサーかな?館長の趣味なのかな。

さらにその手前には車ほどの大きさの石。その上には樹が何本か根を張っていて、一種独特の雰囲気を漂わせています。

この巨石の根本には、誰が置いたのか、カエルのオブジェといくつかの小石が。小石にはひとつひとつ星と網目の記号が描いてありました。この星と網目は、古くから伊勢の海女が身につけていたお守りに描かれる魔除け「セーマンドーマン」でしょうか。なぜ伊勢とは遠く離れた茶臼山のカエル館前にこのようなものが置いてあるのか。推測ですが、カエルと言えば「無事にかえる」なので、カエルは導きの神である猿田彦命の使いとされています。猿田彦命を祀る猿田彦神社は伊勢にあります。実際、伊勢の海沿いへ行くと、神の使いとしてのカエルの像をいたるところで見かけます。カエルが伊勢の神の使いなら、ここにも魔除けとしてのセーマンドーマンを一緒に…といった繋がりなのでしょうか?
カエル館が開いたらその推測が正しいかどうか館長に直接聞いてみようと思っていましたが、そのまま聞くのを忘れて帰ってきてしまいました(笑
誰か知っている人がいたらコメントで教えて下さい。

この巨石とカエル館に挟まれる形で一本の道が茶臼山山頂の方角に向かって伸びています。セーマンドーマンが魔除けだからというわけではないですが、僕にはなんだかこの巨石がこの道の入り口を守っているように感じられました。(3)に続く。