大和三柱鳥居を見てきた(1)

前回の探索から約一ヶ月たった昨日。3度目の探索に行ってきた。今回は雪も完全に溶けていたので、北側の谷を遡上するルートを取った。前回、「北の谷ルートがもっとも楽に鳥居まで行ける可能性が高そう」と書いたが、結果から言うとまったく楽ではなく、何度も心が折れそうになった。

郡上市大和町に10:00頃に着き、早めの昼食をとった。そこから県道52号の山道を30分ほど走らせる。
途中に少し開けた場所があって、穂高山系が見えた。

谷に通じる林道の入り口付近に着くと、ちょうど車を停めるスペースがあったので、そこに駐車して登山開始。時間はおよそ11:00。

ヤマビル対策としてパンツの裾を靴下の中に入れ、その上にスパッツをつけた。これで靴や服の中に入ってくる可能性はずいぶん減るはず。万が一這い上がってきて食いつかれた時のために、撃退用として薬局で売っている消毒用エタノールを100均のスプレーボトルに入れたものも持ってきた。僕はエタノールをヤマビルに実際に使ったことは無いが、ネットの情報によるとけっこう効くらしい。ヤマビル撃退用の専用スプレーも市販されているが高価で、ほとんど使う機会がないのにわざわざ買うのもあれだしね。エタノールなら専用品より安い上に人体に無害で普通の殺菌剤としても使えて無駄がない。

もちろん熊よけの鈴や、地形図、GPS、水と携行食料など通常の登山装備も。最近の熊(ツキノワグマ)は人を恐れなくなって、特に東北地方では熊よけの鈴で逃げるどころか逆に人を獲物として襲って食べたという事例もあるらしいけど…。どうなんだろうね。

鳥居のある方向に道が通じている。この道は、車を停めた場所から3kmほど続いている。その先にも道の痕跡は続いているのだが、長い間人が通っていないようで、次第にどこが道なのかわからなくなってくる。

土砂崩れで道が塞がれていて迂回しなければいけなかったり、沢を横切らなければいけない場所も何箇所かあった。しかしこのあたりはまだ楽だ。どんどん先へ進む。

人の手が加わっていない自然の木はやっぱりどこか迫力が違うなあ。

かつては石を固めて作った橋があったらしい。完全に崩壊している。もう少し水量が多ければ渡れなかったかもしれない。写真真ん中付近にある石は僕が投げ入れて渡りやすくしたもの。もとから水に浸かっている石は踏むとツルツル滑るので転ばないように慎重に…。

スタートから6kmほど。ここまで来ると道の痕跡はほぼ消えていて、どこをどう歩くか常に考える必要があるので、進む速度も極度に遅くなる。ここまでですでに二時間ほどかかっている。

熊笹の群生に行く手を阻まれてしまった。最初に心が折れそうになった瞬間。もしこの熊笹がこの先延々と続いているようなら、帰りの時間も考えるととても進むことはできそうにない。もう少し先の様子を見てから引き返すかどうか決めようと、熊笹を掻き分けながらしばらく進んでみた。すると幸いにもこの群生は30mほどしかなくて、その先はまた普通に歩く事ができた。

…と思ったのもつかの間、熊笹より強敵だったのがこの木。先を見通せるので不安はないが、しならないので搔き分けて進むことがなかなかできない。あちこち引っかき傷を作り、服もボロボロ。二度目の心が折れそうになった瞬間。

スタートから3時間。ここから鳥居まで標高差約100mの急登を一気に登る。最後の障壁にして最難関だ。かつて道があったと思われるルートは土砂崩れで完全に埋もれてしまっていて、どう頑張っても登れそうになかった。大きく迂回するルートを取って一旦頂上に出た後、鳥居の方向までふたたび下った。道がないのにどうやって登ったかは秘密。真似する人が出て事故が起きても責任取れないので。

頂上付近にも木が密生していて、延々と前傾姿勢で下をくぐったり、大きくまたいで超えていかなければいけなかった。急登で体力をかなり消耗してからのそれはかなりきつかった。その上、普通の登山と違ってここは人が来る事はまずない。足をくじいたりして自力下山できなくなれば、死に直結する。想定以上に行きに時間がかかっている上に誰も来ない山で一人きり、携帯も当然繋がらない。疲れのせいか、この樹木がまるで抜け出せない牢獄のように錯覚して自然と焦りと恐怖がわいてくる。しかし焦りが一番事故の元なので、一旦深呼吸して「帰りの体力はまだ残っているしルートも見失っていない、恐怖感は錯覚で何も問題ない」と自分に言い聞かせて冷静さを保つようにした。いい精神の鍛錬になった気がする。

鳥居の近くまで来ると、再び人の手が加わった気配の感じられる道とひらけた土地がある。
スタートから4時間。ようやく大和三柱鳥居にたどり着いた。

2に続く。

一宮~江南~犬山 写真散歩

近頃いろいろと気が滅入ることが多くて精神的ストレスがたまっているのか、寝ているときでも「未経験の仕事に就いてへまをやって先輩に怒られる」というような疲れる夢を最近よく見る。これは運動不足だな、と思って、早朝からカメラ片手に尾張西部を散歩することにした。
ちょうど各地の公園で春の花が見頃を迎えている。

浅野公園(一宮市)

ツツジが見頃。時間は朝6時。誰もいない。

曼荼羅寺公園(江南市)

ここは藤棚が有名。人が少ないこの時間を狙ってということだろう、でかい一眼レフと望遠レンズと三脚をフル装備した人を10人ほど見かけた。僕レベルではよくわからないけど、望遠で撮るとどんな画が撮れるんだろう?

もっとも見頃の時は藤が頭に触れるほどになるようだけど、この日はそれほどではなかった。隙間も多い。でも逆に隙間があることで太陽の光が差し込んでこれはこれで綺麗だった。

「トイレ」とか「バス駐車場」とかそういう表示をわざわざそんな位置に設置しなくても…と思った笑
迷うほど大きな公園でもないし、いらないような。
あと、支柱やパイプやライトも無粋だから、花と馴染むようにもう一工夫ほしいな。この辺は津島市の天王川公園の藤棚の方が上手だ。
そういえば僕の写真技術、この2年前の天王川公園で撮った頃よりちょっとは上手くなった?かな?

犬山城下町


木曽川沿いにある堤防駐車場まで車で移動し、そこから再び散歩開始。犬山城を経由して犬山城下町をぐるりと回った。計7~8kmほど歩いたかな。犬山城は現存する日本最古の城として有名。入場にお金がかかるので節約して入らなかった。近くにありながら、今まで一度も入ったことがない。城にはあまり関心がない…。

GWとはいえ平日だからか、10時過ぎのこの時間でも人はまばらだった。そのせいか写真もなんだか城下町らしくなく、もの悲しくなってしまう笑
週末や祝日には大勢の人が来て、城下町全域が歩行者天国になるらしい。人ごみは嫌いだけどこういう街を歩く時はやっぱり活気があるときの方が良いなと思った。

おしまい。