Monthly Archives: 5月 2016

光るきのこ製作記(2)

傘の部分の原型製作(の練習)。
前回書いたように傘の裏側を削りだしで作るのはかなり困難だったので、「原型の原型」を作った。

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こんな形を作って。

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ピントが合ってないけど上の写真の左側のように傘のヒダとなる部分を削りだし。そこに上からパテを押し付けると傘の裏側ができると考えた。

そうそう、最初はラドールでこの作業をやっていたんだけど、きのこのヒダのように厚さ1mm以下程度しかない細かさだと、どうしても強度不足でボロボロ崩れてしまった。なので途中からエポパテに変えた。エポパテは硬くていいね。薄く削っても崩れない。例えるならえんぴつの木材くらいの硬さか。「ウェーブエポパテ軽量タイプ」はエポパテの中ではやわらかい方だとどこかで読んだけど、これ、なかなかの硬さだぞ?削るのにけっこう力が必要で、二回ほど指をえぐってしまったし(;・∀・)
硬いエポパテはいったいどれくらいの硬さなんだろう。

「原型の原型」を使ってできた傘の裏側がこれ。

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うん、きのこのヒダっぽくなってはいる。一応。
ここからひたすら削りまくる。計5時間くらいずっと削ってた。

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だいぶイメージに近くなってきてはいる・・・。でも本物はもっとヒダが大きくて枚数も多い。それに傘の厚みがもっと薄い。この方法でも削りを極めればうまく行くとは思うけど、ものすごく時間がかかってしまいそうだ。そこで、さらに効率の良いやり方はないか考えてみた。「ヒダの原型」を作ってそれを型取りして複製し、接着するという方法はどうだろう?

光るきのこ製作記(1)シイノトモシビタケに魅せられて

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先日ネットで“シイノトモシビタケ(椎の灯火茸)”という光るきのこがあることを知った。右の写真がそれである。実際に見にいくのはなかなか大変なので今回は著作権フリーの写真を拝借したが、いつかぜひ自分の目で見てきたい。シイノトモシビタケが最初に発見されたのは八丈島で、その後の調べで全国に点在していることがわかったという。うちからだと一番近くで確認されているのは和歌山県かな?時期的には5月中旬から夏前にかけて見られるとのことなので、ちょうど今がシーズンになる。近年は「季節の前倒し」が進んでいるから、早めに行った方がいいのかもしれない。うちの近所にあったりしないかな・・・。

この造形美や、“椎の灯火茸”という幻想的な名前に瞬間的に魅せられてしまった。ただ見にいくだけでは物足りず、ちょうど、LEDを使った「光る作品」を何か作りたいなと考えていたところだったので、これをモチーフにして作ることに決めた。とはいえ造形もLEDを使った工作もまったくの未経験だし知識もゼロの状態からはじめるので、完成までにはそれなりに長い道のりになると思う。その製作記をこのブログに記していく事にした。

原型製作

最初にLEDを使うと書いたが、製作手順は大きく分けて「造形」と「LEDユニットの組み込み」とに分かれる。この二つが終わるまで完成形が見られないのは製作途中のモチベーションに関わってくる気がして、途中で挫折しそうな予感が(笑)
なのでまずはLEDは後回しにして、「光るきのこ」という観点から、造形に集中することにした。最近は蓄光パウダーや蓄光粘土といった便利なものもいろいろ売っているからね。

まったくのド素人なので、最初になにを買ったら良いのかもわからない。ネットで造形について調べると、石塑粘土やパテで原型を作り、シリコンで型を取り、レジン(樹脂)で複製するという流れが一般的らしいとわかった。とりあえず通販で石塑粘土とパテ、それから必要になりそうな道具類を一通り注文して買ってみた。石塑粘土とパテと一言で言ってもそれぞれ何種類もあってどれを買っていいのかぜんぜんわからないので、直感()でラドールウェーブ・エポキシパテを買ってみた。

まず原型製作の練習からだ。パテのほうがグラム単価が高いので、まずラドールのほうで練習してみた。おお、さすが造形用の高級粘土だけあって、油粘土や紙粘土とはまったく違うきめ細かさ。適度な固さがあって細かい部分も作りやすい。ただ最初からあまりに細かく作りこみすぎると乾燥してヒビが入るので、おおまかな形を作ってからしばらくおいておき、硬化したあとでデザインナイフなどで削りだすほうが良いことがわかった。硬化したあと、シイノトモシビタケの裏側のヒダの部分をナイフで削り出そうとしたが、これが難しい。きのこの裏側のような奥まった場所は、刃の細いナイフでは思い通りにうまく削れないのだ。数日格闘したが、この方法では無理だと悟った。そこでやり方を変えることにした。

続く。