巨石探訪 ~ 恵那・笠置山の“ピラミッド” (2)

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白雲寺跡のピラミッド石から林道を北西に向かうと、残る3つのピラミッド石もすぐに見つけることができた。と言うか林道のすぐ脇で独特の気配を漂わせているので、嫌でも気付く。

上の写真は、林道から20mほど離れたところにあるピラミッド石。地元では「ヒミカ石」という名で呼ばれているらしい。理由は、この石にペトログラフで“ヒミカ”と刻まれているからだと言うが、どれがペトログラフなのか見てもはっきりとはわからなかった。何か刻んであるようにも見えるし、ただの傷のようにも見える…。いつ、誰が「ヒミカ」と呼びだしたのか、謎だ。だからと言ってこれがただの石だという感じもしない。

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こちらはそのヒミカ石から、林道を隔てて10mくらい行ったところにある石。名前は不明。ヒミカ石よりも一回り小さく、大人の背丈より少し大きいくらい。近くに行くとかすかに地下で水がちょろちょろと流れる音が聞こえる。

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どの石も、ピラミッドのように見えるのは特定の方向から見た時だけで、たとえばヒミカ石は裏に回るとこの右の写真のようにいびつな形になっている。四角錐でも三角錐でもない。この事から、これらの石を「ピラミッド」と呼ぶ事を否定する人がいても無理もない。僕もこれらの石をピラミッドと呼ぶのは違和感があったので、今後は「三角石」とでも呼ぶかな。

どの石も、人為的に表と言うか「顔」となる面が作られているような気がした。その面から見た時だけ、きれいな四角錐か三角錐のように見えるのだ。なぜそのような形状になっているのかはわからないが。ひょっとしたら顔となる面の方角にも何か意味があったりするのかな。今回はその正確な方角は確認してこなかったので、またもし次回行く事があったら確認してこようと思う。ただ白雲寺跡の石も、ヒミカ石も、あとの2つの三角石もすべて林道から「顔」が見える向きになっていることは確かだった。石の見栄えのためだけにわざわざ林道をそのように作ったのか、それとも道が先で石が後から作られたのか。それすらもわからない。

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で、これが残る最後の一つ。これは地元で「みずくぼ岩」と呼ばれている。僕はこの名前には聞き覚えがあった。昭和35年、静岡県の旧・水窪(みさくぼ)町で、現代人には解読できない文字のようなものが多数刻まれた石が出土したという話だ。その石もまた「水窪石」と呼ばれている。
水窪石の画像(Google画像検索)

昭和35年8月、奥領家の田中博氏の自宅近くの坂道(門前という地名)で発見されました。
坂道の敷石の中に埋まっていた卵型の石を掘り起こしたところ、文字とも絵とも判明しかねるものが刻み込まれていました。国学院大学・玉川大学等の学者が研究を進めていてくれるとのことですが、早期に学問的な結論が望まれる“ふしぎな・不思議な”石です。この川石は水窪の地で産出される石で、長さ34センチ、巾12~20センチ、厚さ7センチ、重さ7.4キロの砂岩、表面は滑らかな表面で、丸や四角や矢印などを組合せたような記号が刻まれています。
http://yama-machi.beblog.jp/misakuboi/cat6470433/

現在この水窪石は、水窪民俗資料館に置かれている。

帰宅後、「4つのピラミッド石と笠置神社と山頂が一直線上に並ぶ」という噂を確認するため、GPSで記録した場所を地図上にマークしてみた。(画像クリックで拡大)GPSの誤差は最大でも10m以内におさまっているはずなので、かなり正確な場所であるはず。ちなみにNo.1とあるのが白雲寺跡の石だ。
笠置山
うーん。一直線と言うのは多少無理があるが、幅200m程度の“帯”を想像すれば、なんとなくラインが見えてくる気もする。ここで直感が働いて、この“帯”を南東方向へ静岡までずーっと伸ばしていった。すると水窪石のある水窪町へとぴったり行き当たった。

Misakubo_Shizuko_chapter

水窪町章は六角形の亀甲文様。僕にとってはこれは重要な意味がある。
次の旅の目的地候補は「阿智」と「水窪」かな。

おまけ写真

笠置山山頂から少し歩いた岩場で見られる、天然記念物のヒカリゴケ。自ら発光しているわけではなく、環境光をヒカリゴケの特殊な細胞が反射してこのようにきれいなエメラルドグリーンの光を放っているように見える。ほら穴のような奥まった場所の、さらに岩の下の暗がりに生息している。撮影しようとして自分の体で外光を遮ってしまうとヒカリゴケの光も見えなくなってしまうのでなかなか大変だった。誰もいない早朝で時間はたっぷりあって良かったよ。まあ昼間でもこの山を訪れる人はそう多くはないんだけど。

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