巨石探訪 ~ 恵那・笠置山の“ピラミッド” (1)

9月15日、月曜日。三連休最終日のこの日、岐阜県恵那市の笠置山に行くことにした。僕は一人旅では行き先は基本的にその時の直感で決める。恵那という土地は以前から好きで、行くとなぜだかとても心が安らぐ。もし春の穏やかな日にでも恵那に行けば、きっと心地よくていつまでも居眠りしていそうな気がする。恵那という地名は岐阜県雑学 市町村・地名の由来によれば、イザナミが天照大神を生んだ時の胞衣(エナ=胎児を包む膜と胎盤)に由来するという説があるそうだ。

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AM3:00に起床。僕は3:00~6:00頃の時間帯が一日のうちで一番好き。この時間は多くの人がまだ寝静まっていて、もっとも非日常感が味わえる時間なので。この時間帯に車を走らせる事も好きだな。ただこの日は準備に手間取って、家を出たのは4:00頃。

朝焼けが真っ赤だった。きれいを通り越してなんだか禍々しい、燃えるような赤色。

笠置山には6:00ちょっと前に到着。標高1,128mの独立峰である。登山道は一応あるにはあるが、山全体が単調な杉や檜の植林ばかりで、おせじにも登山が楽しい山とは言えないかな。そのためか登る人も少ないようだ。その上こんな朝早くに来る物好きは僕くらいだろうなあ。

今回の僕の目的は笠置山に点在する巨石群を訪ねることなので、車でぐるりと巡る事にした。低山なので、車だとあっという間に山頂まで行けてしまうのだ。山の中腹のあたりは苔むした巨石があちこちにあって、植林ではあってもどことなく非日常的な空気が漂っている。これが山頂まで行くと再び「人間の領域」という印象を受ける。まるでドーナツのような山だと感じた。山頂には笠置神社奥社があるが、ここも僕には神秘性は感じられず「からっぽ」に思えた。この山では中腹にいるほうが楽しい。
中腹にかすかに残る神秘性を感じながら、植林に変えられる前の古代の笠置山の姿を頭の中で想像していた。

笠置山のところどころに案内板が設置してある。案内板には特徴的な巨石の存在するおおまかな位置についても印が打たれている。しかし非常にアバウトな案内図なので、正確な位置はよくわからない。しかも、ある図には記されている巨石が、別の図には載っていなかったりする。中腹の車道をとりあえず一通り走ってみると、最初の「ピラミッド石」があった。

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この石に名前がついているのかどうかは不明。この場所にはかつて「白雲寺」という寺があったらしい。今はその痕跡もほとんど残っていない。とりあえず「白雲寺跡ピラミッド石」とでも呼ぶことにする。このピラミッド石のあるところはけっこうな急斜面で、大きな岩がころがっていたり足場も悪く、登るのは少々危険そうだったため、望遠で撮影するだけに留めた。遠目ながら、人の手で三角形に加工されたように見える。

次は北西方向に向かった。事前に調べたところによると、ピラミッド型の石はこの白雲寺跡のものの他に、あと3つ存在するようだ。そしてこれら4つのピラミッド石とふもとの笠置神社、山頂を結ぶとすべて一直線状に並ぶという都市伝説のような情報もあった。今回はそれが事実かどうかを確かめるために、高精度のアウトドア用GPSでポイントを記録していった。

(2)へ続く。


2 Comments

  1. 返信
    匿名 2017.01.03

    古代文明の研究で有名な林ひろしさんのyoutubeで伊那とか恵那がよく紹介されていて色々検索しているうちこちらのブログを見つけました。ピラミッド石いつか自分も見てみたいです。

    • yuu
      返信
      yuu 2017.01.03

      >匿名さん
      ご訪問ありがとうございます。ピラミッド石周辺は独特の雰囲気が漂っていて古代好きにはたまらないスポットでした。
      林ひろしさんの動画は僕もごく一部のみですが観たことがあります。
      伊那や恵那が紹介されている動画は知らなかったです。今度観てみます。
      何か面白い情報があればまたコメントで教えてもらえるとうれしいです。

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